労働への見返り、セーフティネット、将来…

給与明細の見方、3つのポイント

2020.09.01 TUE

給料日に会社から渡される「給与明細」。社会人なら誰しも、封を開ける瞬間に喜びを感じるもの。しかし、実際に支給された額を見て、意外に少ないと不満を覚える人もいるのでは? ただ、ちょっと待ってほしい。そこには稼いだ金額以上に大切な情報が詰まっている。自分の将来についても考えられる“給与明細の見方”について、3つの観点で説明しよう。

「控除」は、給与からの天引きになるため、ネガティブなイメージに捉えられることが多い。しかし、「社会保険」は現在、未来の社会的なセーフティネット、「税金」は国や地方自治体など公的サービスの財源となることを理解しておこう。

また、「その他」の項目は企業によって大きな違いがあるが、「財形貯蓄」や「確定拠出年金」などで、将来設計を考え、実行する機会を与えてくれる。とくに、自分で毎月お金をやりくりして貯金や投資を行うことにハードルを感じているなら、給与天引きを利用してそれらを行うのもひとつの手と言えるだろう。

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