将来に向けた資産形成を考えるなら、まず知っておきたいのが、老後の生活資金の基本となる「年金」について。少子高齢化が進む中、若い読者のなかには、自分が高齢者になったときに年金を本当に受け取ることができるか、どうか不安に思う人も少なくないだろう。今回はそんな「年金」を図で見ながら理解していこう。
そもそも、公的年金とは、我々が毎月支払っている「保険料」という名前が指し示すとおり、「リスクに対する保険」の役目を果たす公的制度。年をとって働くことができなくなる、事故や病気で働けなくなる、遺族を残して死亡してしまうといった、誰にでも起こる人生のリスクに対して社会全体で備え、それがあるからこそ皆がリスクを取って生きていくことができるというセーフティネットの役割を持っているのだ。
そもそも、公的年金とは、我々が毎月支払っている「保険料」という名前が指し示すとおり、「リスクに対する保険」の役目を果たす公的制度。年をとって働くことができなくなる、事故や病気で働けなくなる、遺族を残して死亡してしまうといった、誰にでも起こる人生のリスクに対して社会全体で備え、それがあるからこそ皆がリスクを取って生きていくことができるというセーフティネットの役割を持っているのだ。