2010年代は上位に「マスコミ」なし!

「月9ドラマ」設定に見る「トレンド職業」の変遷

2016.11.01 TUE

世の中でカッコいいと思われる職業は、時代ごとに変化している。テレビドラマは「時代を映す鏡」ともいわれるが、これまのでドラマの主役の設定は、どのような職業が多かったのだろうか? フジテレビの月曜夜9時枠、通称“月9ドラマ”の主役の設定を振り返り、年代ごとに調べてみた。

バブル全盛の80年代ドラマでは、広告代理店やラジオ、テレビ局などマスコミ業界が舞台の作品が約4割を占めた。

90年代は一部の職業に光が当たるのではなく、いわゆるサラリーマンや学生といった、“ふつう”の人物が主役の作品が多かった。一転、2000年代では世の中の多様化を反映したのか、政治家からキャバクラ嬢まで様々な役どころが登場。

2010年代になると、マスコミ業界の役は少なくなる。また、世間の「勝ち組/負け組」の二極化を反映する傾向も。小栗 旬が若いIT会社社長を演じた次のクールで、木村拓哉がホームレスを演じたのは、象徴的だったといえる。
(文=森 祐介 デザイン=EditReal イラスト=マツモトカズトク)

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