今やあって当たり前のもの、その1つが「ウォシュレット」に代表される温水洗浄便座だろう。たまに「ない」トイレに入ってしまうと、ハズレを引いた気分にすら…。国産初の温水洗浄便座「ウォシュレット」がTOTOから発売されたのは1980年。三十数年たった温水洗浄便座の「いま」を探るべく、その歴史と普及率について調査した。
1992年の温水洗浄便座の普及率は、14.2%。ちなみに、これは脱臭機能付きのものが初めて発売された年でもある。それから24年後の2016年、温水洗浄便座の普及率は81.2%に。むしろ「ない」便器に当たる確率の方が、いまや低いのだ。
都道府県別の普及率では、一番高いのが滋賀県の83.1%。インフラが整備されているイメージがある東京都は70.3%にとどまった。一方、沖縄県は28.0%とズバ抜けて低い。ウォシュレットが「ない」と落ち着かないという方は、旅行の前に旅先の普及率を頭に入れて目安にしておこう。
(文=朽木誠一郎/ノオト デザイン=EditReal)
データ出典:
内閣府「消費動向調査(二人以上世帯)」、総務省「全国消費実態調査(二人以上世帯)」(2014年)、日本トイレ協会編集『トイレ学大事典』(平成27年7月 柏書房刊)ほか
1992年の温水洗浄便座の普及率は、14.2%。ちなみに、これは脱臭機能付きのものが初めて発売された年でもある。それから24年後の2016年、温水洗浄便座の普及率は81.2%に。むしろ「ない」便器に当たる確率の方が、いまや低いのだ。
都道府県別の普及率では、一番高いのが滋賀県の83.1%。インフラが整備されているイメージがある東京都は70.3%にとどまった。一方、沖縄県は28.0%とズバ抜けて低い。ウォシュレットが「ない」と落ち着かないという方は、旅行の前に旅先の普及率を頭に入れて目安にしておこう。
(文=朽木誠一郎/ノオト デザイン=EditReal)
データ出典:
内閣府「消費動向調査(二人以上世帯)」、総務省「全国消費実態調査(二人以上世帯)」(2014年)、日本トイレ協会編集『トイレ学大事典』(平成27年7月 柏書房刊)ほか
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