2016年の3月、アメリカのカリフォルニア州で、最低賃金が時給15ドル(約1700円)まで引き上げられることが決まり話題を呼んだ。昨年、安倍政権は「最低賃金を2020年ごろまでに時給1000円まで上げる」と表明したが、では、現在の日本の最低賃金は世界各国と比べて高いのか、それとも安いのか? OECD加盟国の賃金を調べて図解してみた。
まず最低賃金だけを比べてみると、「OECD加盟国のなかでは日本は平均的なのか」とも思える結果だ。しかし、その国の賃金の中央値と比べた数字を見ると、また違った結果となる。日本では平均給与額に対しての最低賃金が低く、相対的な格差は大きいといえる。
現在のようにデフレが続く状況下では、最低賃金を引き上げると地方や若年層の雇用が悪化し、失業率が上がってしまうという見方もある。そのため一概には言えないが、安倍政権の目標である「時給1000円」は、決して高すぎるものではないだろう。
(文=森 祐介 デザイン=ZUNNYデザイン室)
データ出典:OECD(2014)
まず最低賃金だけを比べてみると、「OECD加盟国のなかでは日本は平均的なのか」とも思える結果だ。しかし、その国の賃金の中央値と比べた数字を見ると、また違った結果となる。日本では平均給与額に対しての最低賃金が低く、相対的な格差は大きいといえる。
現在のようにデフレが続く状況下では、最低賃金を引き上げると地方や若年層の雇用が悪化し、失業率が上がってしまうという見方もある。そのため一概には言えないが、安倍政権の目標である「時給1000円」は、決して高すぎるものではないだろう。
(文=森 祐介 デザイン=ZUNNYデザイン室)
データ出典:OECD(2014)
2種類の確定申告「青色申告」「白色申告」の違い
投資信託の購入時にチェック!
「交付目論見書」の読み方
他者の著作物を学習させてもいい?
「生成AI」と「著作権」の関係
カーボンニュートラル実現を後押しする
「カーボン・クレジット市場」とは?
来年から変わるNISAの制度、今までの分は…
「一般NISA」「つみたてNISA」の出口戦略
医療×デジタルを図解で見てみる
デジタルヘルスってどんなもの?
経済的豊かさトップは「三重県」!?
もっとも手ごろに暮らせる都道府県は……?
生きている間ずっと非課税!?
2024年に生まれ変わる「新しいNISA」をチェック!
日本ではまだ扱われていない投資商品だが…
米国初の投資商品「ダイレクトインデックス」って…
欧米で用いられている投資手法とともに、…
欧米で投資が進んでいる理由とは?日・米・英の投…