移民問題や金銭的負担が影響?

「離脱派」の主張は? EU成立とイギリスの歴史

2016.06.23 THU

6月23日、「EUから離脱するか否か」を問う国民投票がイギリスで行われる。6月16日には「残留派」の国会議員が射殺されるという事件も起き、世界中に衝撃が走った。イギリスを二分するこの論争は、いったいなぜ起こっているのか? 欧州の歴史とともにまとめた。(※6月22日時点の情報をもとに執筆)

EUの原型となったのは、フランスなど“大陸側”の国が主体となって成立したECSC(欧州石炭鉄鋼共同体)。イギリスは1973年にECへ加盟するも、あくまで一歩引いた立場から参加していたが、金銭的な負担増や移民問題が影響し、保守系政党を中心に「脱EU」を主張する声が高まっている…というのが大まかな流れ。

実際に離脱となれば、欧州経済に大きな打撃を与えるともいわれている。国民投票の結果、果たしてどうなるか…?
(文=梵 将大 デザイン=ZUNNYデザイン室)

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