「明朝体でセンター揃え」には意味がある?

ベストセラーを分析! 売れる本の表紙デザイン

2016.03.11 FRI

本の外見をデザインする「装丁」は、読者の第一印象を左右する大切な要素だ。表紙に惹かれて、思わず本を手にした経験は誰にでもあるはず。では一体、どんな装丁の本が売れるのだろう? 過去の年間ベストセラーから、最も売れた本の装丁を調べてみた。

今回は2005~2015年の年間ベストセラーTOP20冊を分析。タイトルの文字数は副題を含まずに約9文字。フォントは明朝体。文字組は横書き、センター揃えにする。背景色は白で、女の子をモチーフにしたイラストに…。

これが、ベストセラーを要素ごとに分解した結果、最も多かった装丁の組み合わせだが、意外なことにすべての項目に合致している本は1冊もなかった。当然ながら、装丁は本の内容を伝えるものであることが一番。各版元がベストな装丁を選択しているのだろう。
(文=トスカーナ沼袋 デザイン=ZUNNYデザイン室)

データ出典:トーハン
※2005~2015年の年間ベストセラーTOP20冊を分析(新書、ゲーム攻略ムック本は除く)

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