ハイブリッドは愛知で人気も雪国で普及せず

東京は○台に1台が外車 県別「人気のクルマ」MAP

2016.01.30 SAT

クルマ好きの人が上京して驚くのが、輸入車の多さ、という話を耳にする。なんでも、地元では「フェラーリやポルシェはあまり走っていない」のだとか。これって、全国レベルでみたら、なにかしらの特徴があるのかも。そこで、軽自動車、輸入車、ハイブリッド車、電気自動車の都道府県別における普及率を調べてみた。

軽自動車は中国地方以西の西日本で普及率が高い。特に長崎県と高知県では50%を超えていた。ちなみに、長崎市は坂が多く道も狭いので、昔から軽自動車が多いことで有名だ。

輸入車は、東京都では6台に1台、神奈川県では10台に1台という多さ。軽自動車と輸入車の普及率は、県民所得ともある程度の相関がみられる。

また、ハイブリッド車の普及率も大都市を有する都府県で高い。普及率が10%を超えているのは東京都とトヨタのお膝元である愛知県。逆に普及率が低いのは北日本の雪が多い地域だった。現状、ハイブリッド車には雪道が苦手というイメージがあり、そのことが影響しているのかもしれない。

今回紹介したケース以外にも、自動車メーカーの工場がある土地や企業城下町では、特定メーカーの車種が走っていることが珍しくない。旅行したときには、観光地だけでなく、走っているクルマに注目すると面白いかもしれないぞ。
(文=コージー林田 デザイン=ZUNNYデザイン室 イラスト・千野エー)

データ出典:一般財団法人 自動車検査登録情報協会

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