「汗」や「歯ぐき」が消えていた

初代は中学生?「ガリガリ君」デザイン変遷

2016.08.09 TUE

25年ぶりに10円値上げしたことが全国ニュースになるなど、今や“国民的アイス”といっても過言ではないガリガリ君。定番のソーダ味やコーラ味はもちろん、根強いファンがいる梨味や、アイスの常識を覆したリッチシリーズのコーンポタージュ味、ナポリタン味など、様々な味のバリエーションが話題に上ることは多い。今回は、必ず目にしているであろう「パッケージ」の変遷に注目してみた。

坊主頭に大きな口が特徴的なキャラクター、ガリガリ君は何度かのマイナーチェンジがされている。初登場時は中学生という設定で、ガキ大将風のデザインだった。2000年には「歯ぐきが気持ち悪い」「汗が汚い」などと不人気だった要素を排除して刷新。設定も小学生に変更された。2006年には、ガリガリ君を専門にプロモーションする会社「ガリガリ君プロダクション」が設立。保冷グッズや歯磨き粉とのコラボなど、人気アップを図っている。

2006年の初登場以来、ラインナップにあったりなかったりするガリガリ君の妹・ガリ子ちゃん、弟のカジロー(1995年)など、商品にあわせてキャラクターが作られていたことも。アイスに消費期限はないというが、もう店頭では出会えない幻のキャラクターとなるかもしれない。
(文=アーク・コミュニケーションズ デザイン=ZUNNYデザイン室)

協力:赤城乳業株式会社

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