子どものころ、誰しも一度は訪れたであろう動物園」。ゾウやゴリラなど定番の動物に興奮した記憶がある人も多いだろう。しかし、それら定番の動物の飼育数が減少していることをご存じだろうか。2000年から2014年までの期間で、日本国内の動物園にいる主な動物の増減をグラフィック化。意外な動物が増えたり減ったりしていることがわかった。
飼育頭数が減少している動物には、ワシントン条約などにより取引が規制され、海外から新たに購入できなかったり、譲り受ける場合でも飼育費用が非常に高額で予算が足りなかったりするという背景がある。国内での繁殖が簡単な動物であれば増やすこともできるが、ゾウやゴリラなど繁殖が難しい動物は、新しく子どもが産まれないまま高齢化が進んでしまう。2030年にはアフリカゾウが7頭に、ゴリラは6頭にまで減少するといった予測もある。
一方、増加しているのは比較的取引がしやすかったり、先述のとおり繁殖が簡単だったりする動物。例えば、野生のフンボルトペンギンは減少しているが、飼育下では増加傾向にあるといったデータもあるのだ。
(文=コージー林田 デザイン=EditReal)
<参考文献>
日本動物園水族館協会「飼育頭数等調査」
文部科学省 「社会教育調査 種類別博物館数・種類別博物館類似施設数」
※飼育頭数増減データと動物園の増減データは出典が異なります
飼育頭数が減少している動物には、ワシントン条約などにより取引が規制され、海外から新たに購入できなかったり、譲り受ける場合でも飼育費用が非常に高額で予算が足りなかったりするという背景がある。国内での繁殖が簡単な動物であれば増やすこともできるが、ゾウやゴリラなど繁殖が難しい動物は、新しく子どもが産まれないまま高齢化が進んでしまう。2030年にはアフリカゾウが7頭に、ゴリラは6頭にまで減少するといった予測もある。
一方、増加しているのは比較的取引がしやすかったり、先述のとおり繁殖が簡単だったりする動物。例えば、野生のフンボルトペンギンは減少しているが、飼育下では増加傾向にあるといったデータもあるのだ。
(文=コージー林田 デザイン=EditReal)
<参考文献>
日本動物園水族館協会「飼育頭数等調査」
文部科学省 「社会教育調査 種類別博物館数・種類別博物館類似施設数」
※飼育頭数増減データと動物園の増減データは出典が異なります
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